アンノウンナイツとは
アンノウンナイツは韓国のteamarexよりリリースされたローグライトゲーム(ローグライク系の要素が一部あるもの)で、択一式のイベントやアクション性のある戦闘をこなしながらストーリーを進めていくゲームです。
ゲームの進め方
ゲーム開始まで
本作は簡単モード/一般モード/二つの遺産(ハード)と難易度が分かれており、一般モードでは簡単モードでは登場しなかった実績(業績)に挑戦できたり、それによって新しい特典を獲得できます。
また二つの遺産(ハード)でのみ挑戦できるボスもいるため、本作のラスボスと戦うために必要となる実績となっています。
まずゲーム開始時、二つの選択肢からキャラクターを一人選択でき、その後ランダムに2人のキャラクターが選択されるため初期地点からは3人で進んでいくことになります。
後で町や城の酒場で仲間を獲得することはできますが、そのためのお金は戦闘能力持ちキャラの方が少し高価なため、最終的なパーティ構築を考えれば最初のキャラ選択の段階で戦闘能力持ちキャラを選ぶのが良いでしょう。
もちろん道中イベントを上手くこなすためには非戦闘系の能力を持つキャラクターも必要なため、一概にこれが正解とは言えません。
まずは自分の好きなようにプレイした後に、重要だと思うキャラクターを選ぶのが良いと思います。
ゲーム進行と選択
全体マップを見てみると、炎の燃えている場所(現在地)から道が二手に分かれています。
これが第一の選択で、一方の道を選択した場合、後ろに下がったり二つの道の合流地点から逆走するといったことができません。なのでプレイヤーは「どちらが自分にとって最もメリットのある道か」を選ばなければいけません。
そしてどちらかを選択した後、マスを進めると次のようなイベントが起きます。そしてここでも択一式の選択があります。「攻撃」した場合、勝てばアイテムが手に入りますが、巨人たちと戦闘になるためダメージは免れません。
また「逃げた」場合はダメージは受けませんがアイテムも入手できません。このように自分にとってどちらが最も良い選択かを常に考える必要があります。
町中でのコマンド
町に到着すると、「酒場」「商店」「募兵」というコマンドがあります。
「酒場」ではキャラクターの購入、休憩する(疲労の回復)ができます。各キャラクターごとに異なる能力を持っていることは既に説明した通りですが、二つ目の画像にある「イヴァン」と「フィッシャー」はそれぞれ強力な能力を持っています。
『イヴァン』は見た目に反しかなり強く、能力発動時無敵状態で突進することができます。また『フィッシャー』は「商店」や「募兵」で必要なお金を、イベントマスでより多く獲得できるため、序盤から終盤にかけてとても必要になるキャラクターです。
【2020/02/09】の更新で騎士『麻酔の矢 ノエル』と『軍医 ジョセフ』が追加されました。後日各キャラクター毎の評価とおすすめをまとめたいと思います。
「商店」ではスキルの獲得に必要なミスリルと、キャラクターの回復に必要なポーションを売っています。
「募兵」では民兵と重騎兵の購入が可能です。どちらもゲームに慣れた時にはあまり買う機会はないように思いますが(キャラクターを8人揃えることが何よりの戦力強化であるため)、ポーションは戦闘継続を、重騎兵は相手を混乱させ助けてくれます。
編成ではキャラクターの役職(弓or剣盾)を決めることができます。後半になるにつれ敵の数も多くなってきますので、戦闘スキルを持つ強力な前衛で構えつつ、後衛は前衛+1人で仲間を援護しましょう。後衛の主な仕事はスキルの矢による混乱or炎上(与ダメ―ジ2倍)です。後衛の人数が多いほど、敵の多くを対象に撃てるのでおすすめです。
戦闘での采配
画像が前後してしまいますが、戦闘はリアルタイム制となっており、剣アイコンで攻撃を続け、盾アイコンで防御を行います。
その隣にある(クールタイム中で見えづらいですが)弓のアイコンが後衛のスキルとなっており、スキルは先述の通り炎の矢(与ダメージ2倍)と雷の矢(混乱)があります。前衛は敵との距離がある場合突進を行い、敵を混乱させます。この能力は先ほど挙げた「重騎兵」も持っており、1度きりではありますが敵の攻撃を止めてくれます。
巨人がいる戦闘の場合、巨人は攻撃モーションに入ってから攻撃まで3秒程度の間があります。慣れてくれば巨人の攻撃のタイミングまで攻撃を続け、ぎりぎりで防御をすることでダメージを最大まで稼ぐことが可能ですが、ぎりぎりのタイミングで重騎兵を使うことで巨人を混乱させ、一方的に攻撃をすることが可能です。
戦闘での攻撃、防御、スキルを打つタイミングなど、プレイングによって勝敗が全く変わる良いゲームバランスになっています。
評価点
ダークなストーリー
私の個人的な好みではあるのですが、こういった終末のようなストーリー&デザインは大好きです。
全体的に暗いゲームデザインも世界観の構築に一役買っており、魔王に支配された世界の中で世界を救うべく孤軍奮闘する主人公たちは、まさに勇者御一行のように感じました。
巻き戻しできない「選択」
本作において大きな意味を持つこの要素は、人生は後戻りできないということを道の分岐、イベントでの選択肢を以って表現し、より後悔の無い選択をすべく苦悩する楽しみを与えてくれます。
ゲーム内容に直結するため例示はしませんが、ある選択によって生じた不都合や不利益は全て自身の選択に起因するものであり、善行や悪行を行うかどうかの選択も自身に委ねられています。
そのような選択が「正解」か「間違い」かを判断することは、その時点でのプレイヤーは知り得ません。だからこそ選択を誤らないよう慎重に判断をする楽しみが本作にはあると感じました。
不満点
結果を予想可能
本作におけるセールスポイントとして「290以上のストーリーイベントと結果によって異なる事件」が挙げられていますが、その中の汎用的なイベントはすべて、2度見ればどちらが良い選択かを学習できてしまいます。
だからこそ繰り返しプレイすることによる進行の最適化を図ることができるのですが、選択肢に既視感が出始めると、途端にゲーム中の緊張感が薄れてしまいます。
もちろん戦闘やランダムイベントによる予想外の事態に陥ることはありますが、ゲーム開始時に感じた新鮮味というものは幾分か薄れてしまうように感じました。
攻略情報が少ない
本作は英語、韓国語、日本語の3言語に対応してはいますが、アプリ自体が同時リリースのためか、執筆時点での攻略情報は皆無なのが現状です。
ですので、筆者自身の序盤攻略の知識が最適なものかどうかは分かりません。逆に言えば、攻略の最適解を自分で探す楽しみにもなりますので、もっと良い攻略方法を見つけてみてください。
まとめ
本アプリは執筆時点ではリリースされてから日が浅かったため、十分な紹介がされていないのが現状でした。
有料アプリということもあり、なかなか手を付けづらいという方もいらっしゃるかと思い、本記事を作成してみましたが、もしご不明な点、修正すべき点がありましたら『問い合わせページ』から気軽にお問い合わせください。
アンノウンナイツはとても面白いゲームでした。ダークファンタジーが好きな方、選択によるワクワクが好きな方にはとてもハマるゲームだと思いますので、是非プレイしてみてください。